まずは知ってください!

■塚理の日々勉強中!!(1)


子ども達と…
 塚さんは毎日何をしているの?よくそんなお声をいただきます。
一言で言うと以前と活動スタイルはほぼ変わっておりません。医療現場まわりや様々な勉強会への参加から、社会人大学院での勉強、子ども達のボランティア活動、農業など以前より様々な学ぶことの時間が増えています。

 私の家は兼業農家です。
企業で営業マンをしていた際には休日も不規則で父親が仕事の間に農業をしている姿をみているだけでした。しかし、議員になってから忙しさはサラリーマンの時と変わりませんが少し仕事で時間ができた際には農業の手伝いを3年前から始めました。
まずは草刈り、稲刈りという、慣れないながらもなんとかできる作業から始めました。昨年は田畑を耕すことや畦を作り、落花生とサツマイモ作りを始め、今年は子どもたちのボランティア活動と農業を合わせた、子ども農園も開園しました。学校で教わらないことを子どもたちに体験してもらいたいという思いから始めましたが、子どもたちから教えられることがたくさんあります。


サツマイモ畑にて
 農業はやればやるほど大変さがわかってきます。
サラリーマンと同様に大変で、費用対効果を求めると全く割りにあわないこともわかります。しかし専業で農業をされている皆さんは信念を持ち続け、コツコツと立派な農作物を作り続けています。
近年、食育の話題がとりあげられるように私たちが日々食べている食物は本当に安全で体に良いものなのかわからない状態になっています。そんな中、やっと少しずつ皆さんの食への意識も変わりつつあり農業への見方も変化しつつあると考えます。

 自給自足とは程遠い世界ですが、茨木市から食について農業について見直していき、教育現場で子ども達に農家の皆さんの取り組みを教えるとともに、茨木市の給食やスーパーでも地産地消の考え方を実践させていきたいと考えます。私は、農業問題に対しましても自分が現在体験している大変さを踏まえ、兼業、専業農家の方々の声も政策の一つとしてあげていきます。


 もうひとつ、私は現在、大学院にて公共政策などの街づくりも勉強中です。
大阪府だけでなく茨木市もこれから企業の撤退などで苦しい状態になってきます。このような中で茨木市のよさを政策や街づくりにどのように活かせるのかを研究しています。現在、橋下府知事の改革相談役の上山信一教授(大阪府特別顧問)に行革や財政問題を教わり、行政主導の行革だけでなく、議会から政策立案ができる勉強をしています。
 大学院で勉強している内容は、きっちりと数字で物事を考えることです。議員になりたての時は費用対効果についての認識が甘かったと考えています。しかし、現在は、計画に対して「対象がどれくらいあり、いくらお金がかかり、どこに財源があり、費用対効果がどうなるのか。」を分析することが身につきました。

 先に述べたように、茨木市は現在「あれも、これも。」ではなく、「あれか、これか。」の選択をしなければならない街になってきました。
しかし、まだ議会においても「あれも、これもお願いします。」という要望が多い状態です。これから議会にも必要なことは、単に「お願いします。」だけではなく、行政にすべてをまかせずに議会も数字を出して、ガバナンスの視点から必要で可能なものを要求することが大切と考えます。一方、無理なものはすべて行政まかせにするのではなく、民間や市民の皆さんと話し合っていかない限り、街は変わりません。

 もう住民が自治体を選ぶ時代です。行政も議会も努力しなければ、皆さんから茨木市は捨てられてしまう状態になる日も来ないとは限りません。また私たちも、私たち大人が残してきた負の遺産を子ども達にも残すのでしょうか。私たちも自分たちの税金がどのように使われているのか考える時がきているのではないでしょうか。
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茨木市議会委員 塚 理(つか さとる) Copyright (C) 2009 Tsuka-Satoru All rights reserved.